RICOH THETAのご紹介 | ITリテラシー向上にも役立つ製品紹介

RICOH THETAのご紹介 | ITリテラシー向上にも役立つ製品紹介

イントロダクション

今回は趣向を変えて小さい製品の話をしていこうと思います。

「小さい製品」の定義は、有体に言えば稟議を書かなくていいくらいの値段ということです。
試験的に1台買ってみるくらいならパッと手に入るし、何なら個人で購入できるような製品です。

システム好きの一部の人だけに受ける製品を紹介してもしょうがありません。
どうせなら社内で紹介したら「さすが情シス、新製品でしかも役に立つものを紹介してくれる!」となるようなものがいいですね。
さらに社内のITリテラシーの向上まで寄与してくれれば情シスにも大きなメリットがあります。

ITに属する製品だけど、社内の食いつきが良くて導入に抵抗が無い値段の製品。

そんな夢のような商品、まあ無いですよね。
私も思い当たる製品が無ければこんなこと言いません。

既にご存知の方もいらっしゃるものかもしれませんが、もし知らなかったら損してます。
かなり自分でハードル上げましたが、今回は「RICHO THETA」をご紹介します。

全天球型カメラ・RICHO THETA

リコー RICOH THETA SC ホワイト
価格:21230円(税込、送料無料) (2018/5/17時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]


自分でGoogleストリートビューアのような画像が作れるカメラ

Googleストリートビューアをご存じでしょうか。
地図上のポイントを指定すれば、その地点の全方位が見ることができる画像が表示され、さらに道に沿って移動できます。
個人的にははじめていく出張先を確かめたり、昔住んでいた街の今の様子を見たりと公私に渡って利用しています。

「全天球型カメラ」というのは、つまりストリートビューアのように撮影位置から360度の写真を撮影することができるカメラなのです。

通常の平面的な写真が景色の一部分を切り取るのに対して、全天球型カメラの写真は景色の一部ではなく360度全てを映し出すことができ、その場所に実際立っているかのような臨場感を与えることができます。

SNSへの投稿やYouTubeでの360度ライブストリーミング、VRも可能

通常のデジカメの写真のように個人で楽しむこともできますが、TwitterやFacebook、InstagramやLINE等の代表的SNSは既にこの全天球型カメラの画像表示に対応しています。
普通の写真を載せるだけでも画像による説得力が加わりますが、360度画像となるとその効果は飛躍的に上がることが期待できます。
単純な物珍しさだけでもインパクトがありますし、何より1枚の画像の情報量が違います。

またYouTubeのライブストリーミングにも対応しており、臨場感溢れるライブ映像を伝えることができます。

さらにVRビューが組み合わさることによって、自身の動きと連動して周囲の景色が変わります。
特別な機器や技術が無くても、THETAとVRゴーグルがあればVRを自分で作ることができるのです。

1枚の360度ビュー写真だけでもそのポテンシャルは非常に高いのですが、それだけではありません。

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「THETA360.biz」で、本当にストリートビューアになる

法人向けサービス「THETA.biz」

THETAの画像と図面情報を組み合わせて、図面内を移動することができるストリートビューのコンテンツを作ることができます。

法人向けのみですが、発売元のRICHOが提供している「THETA360.biz」というサービスは、このストリートビュー作成・公開を行うWebアプリケーション環境を無償で提供しています(有償サービスによるグレードアップあり)。

GUIから直感的な操作でストリートビューを作成することができるため、技術者でなくてもコンテンツを作成できるサービスです。またTHETAの画像編集事態も編集アプリで行えるため、営業部門・広報部門単独でも運用が可能です。

店舗内観、フロアガイドをより充実したものにできる

活用事例としてまず挙げられるのが店舗の内観です。
飲食店を予約する時に、店舗画像を確認することがあります。
デート、接待、仲間内の飲み会、etc…。
TPOに合った雰囲気の店なのかできる限り確認しておきたいですよね。

また大型ショッピングセンターであれば、広い敷地の中をフロアマップで紹介するだけでなく写真もあると実際のイメージが湧きやすいです。

全天球画像であれば、実際にその場に立った視点から周囲の様子を見ることができ、1枚の画像で多くの情報を提供することができます。
また広い敷地であればストリートビューアにして実際店舗内を仮想的に歩くことができ、施設の雰囲気、店舗の場所まで事細かに伝わります。

実際Googleストリートビューアで施設内部の360度画像を公開している例もたくさんありますが、それを自社のホームページ内やソーシャルを使って発信することができるのです。
ホームページへの集客、実店舗への集客に大きく貢献できます。

宿泊施設やツアー紹介なら、ビューポイントの写真が本物のパノラマビューに!

旅行先の景観や宿からの眺めも旅行の楽しみの一つです。
「オーシャンビューの絶景が楽しめます!」みたいな言葉と写真で期待して行ってみたら、「あの写真詐欺じゃないの!?」みたいな結果になると残念ですし、リピーターになってもらえる確率は下がるでしょう。

360度写真であれば、周囲すべての景色を映すことができ、写真や動画よりもより実際に近い景色を見せることができます。

「行ってみたい!」と思い、実際に行って「写真で見た通り凄く良かった!」と思ってもらうことで満足度も上がり、リピーターになってくれる確率も上がるでしょう。

企業・法人だけではなく、観光客誘致を目指す自治体にもおすすめできるかもしれません。

家の中を歩いてみませんか?モデルルームを手軽に実体験

店舗だけではなく家でも活用することが可能です。

住宅展示場のモデルルームまで来なくても実際に家の中を自由に歩き回ってもらうことができます。
建売やマンションであれば物件毎にそれぞれストリートビューを準備しておくことで、同じ時間内でお客様に提供できる情報量に大きな差が出ます。

実物が無くても具体的なイメージを共有できるので、デザイン変更の意思疎通もスムーズです。
展示場や店舗が無くても何邸もの家を中までくまなく見てもらうことができ、営業効率向上に寄与できるはずです。

車を乗車した視点からの画像が提供できる

図面は何も建設物だけではありません。車の図面だって使えます。
試乗しなくても運転席に座った視点で車内のインテリアや視界等を見ることが可能です。

特にインテリアに力を入れた特別仕様車であれば、部分毎のこだわりを実際に乗った時の見え方として体感できることは大きなメリットになります。

オーナー客への新車紹介でタブレットで写真を見せたりすると、興味が増して商機に繋がるかもしれません。

法人なら基本サービスが無料で使える!

前述しましたが、ストリートビューが作成できる「THETA360.biz」は無料で登録可能です。
無料版は登録写真数50枚、500PVまで利用可能です。
お試しで登録して社内用のデモに使うにはうってつけだと思います。

尚、有償版は閲覧数上限のある定額プランと、1PV辺り5円の定量プランがあり、ホームページやSNSの閲覧数により最適なプランを選択することができます。

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後書き

Webマーケティングのキラーアイテムが、このお値段

これだけの可能性を持った製品が、普通のデジカメを買うのとさして変わらない価格なのです。

THETA SCが所謂標準モデルです。
THETA Vがハイエンドモデルで、高画質、4K動画、4chマイクによる360度高音質が可能で、さらにリモートで360度映像をテレビに表示させることも可能です。
さらに水中撮影用ケース(別売)もあり、水中撮影を行うこともできます。

もちろん個人利用でも楽しめます

価格が価格なので、個人購入も可能です。

自身のホームページやSNSにアップするだけではなく、ローカル環境でも見ることができますし、THETA Vであれば自宅のテレビで360度画像を見ることも可能です。

私の会社では既にTHETAの展開がはじまっています。
むしろ展開されていることを後から知りました(導入時点からほぼノータッチ)。
デジカメの購入まで管理させられても困るけど、メモリもあるし情報機器であることは間違いないわけで、知らなかったこと自体は問題かもしれませんが、要は「情報系に強い人がいないと使いこなせない」代物では無いことが実際に証明されています。

UX(ユーザーエクスペリエンス)を自分の手で作り出せる画期的な製品です。
THETA SCを1台買ってみて、「THETA360.biz」で簡単なページを作って社内に提案してみましょう。
社内の情シスを見る目が変わるかもしれません。

 

参考:RICHO THETA(公式HP)

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