Sony MESHのご紹介 | ITリテラシー向上にも役立つ製品紹介

Sony MESHのご紹介 | ITリテラシー向上にも役立つ製品紹介

イントロダクション

GoogleTipsに続き、小ネタシリーズその2です。
このシリーズは商品紹介なのですが、本当は自分が一番欲しい(しかも会社の物品としてではなく、個人的に欲しい)ものを紹介しています。

「持ってないんかい!」ということなのですが、すみません、持っていません。
ただ実際に触らせてもらったり、説明を受けたものではあります。
その時から「これは絶対使える!というか欲しい!」と思い焦がれています。

今回はソニーから発売されている「MESH」の紹介です。
こちらは発売から結構経っているのでご存知の方も多いかもしれません。

教育教材と言うにはあまりにおもしろすぎるおもちゃ高度なデバイスです。

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ものづくり&IoTを実感!Sony MESH

[ソニー] Sony MESH 7タグセット MESH-100B7A
価格:53323円(税込、送料別) (2018/5/17時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

7つのデバイスを駆使してIoTを「作る」

MESHは7種類の非常に小さなデバイスで構成されています。
1つ1つが通信機能を有していて、それぞれのデバイスや外部サービス(スマホ本体やSNSやGoogleドライブ等のサービス)と連動して挙動を制御できます。
連動はスマホアプリからプログラミングの要領で組み立てることができます。

各デバイス(タグと言う)が持っている機能は以下の通りです
タグ1つだけでもアプリと連動することが可能ですが、アプリを利用してタグとタグをつなぐことができます。

デバイス名 Input用/
Output用
機能説明
 LEDタグ Out アプリからの指示でLEDが光る
 ボタンタグ In ボタンを押すとアプリに指示が送られる
 人感タグ In 人が近付くセンサーが感知してアプリに指示が送られる
 動きタグ In タグが動くとセンサーが感知してアプリに指示が送られる
 温度湿度タグ In 温度や湿度の変化をセンサーが感知してアプリに指示が送られる
 明るさタグ In 明るさの変化をセンサーが感知してアプリに指示が送られる
 GPIOタグ In/Out 底面の10個のピンに電気コードをつなぎ、アプリからの指示で電気を流したり、電気が流れるとアプリに指示を送ることができる

ごく簡単な作りとして、ボタンタグを押す→LEDタグが光る、のようなことができます。

MESHでできること

MESHで作れる仕組みとして以下のようなことができます。

・温度湿度タグの採取したデータをGoogleドライブに自動保存できる
=気温や室温のデータを自動収集できる。
・温度湿度タグが採取したデータを元にGPIOタグに接続したポンプが自動的に動作する
=植物に自動的に水を与えることができる。
・動きタグが動いたらGMailにメールを送信し、さらにスマホのカメラを撮影する
=安否確認や防犯センサーとして活用できる。

MESH自体は高価な製品なので、これらの仕組みを実際にMESHで構築・運用するのには向きません。
しかし自分で考えて、組み立てて、実現することで、IoTで何ができるのかを体験するための実験装置や教材として非常に有益なデバイスです。

MESHの活用:IT、IoTの教材として

活用方法としてまず思いつくのは社内教育の教材です。

基本的な動きをレクチャーしたら、MESHを使った仕組みを自主的に考えてもらいます。
実際に上記のような活用事例を交えながら、デバイスと通信がどのように連動しているかを理解することはITリテラシー向上にも繋がります。

IoT活用アイディアの実験用に利用することもできます。興味のある人はそこから新たな発想が生まれるかもしれません。

MESHの活用:コンシューマー向けのデモ環境として

IoTの利用を訴求するのは何も社内だけではありません。

コンシューマー向けのIoTサービスを提供しようとしている企業であれば、いくつか準備しておいたシナリオに沿ってMESHを動かすことで、小さなデモ環境にすることができます。

IoTに限らず大規模な仕組みや概念的な話はなかなか伝わりづらいですが、目の前で小さなタグが連動して実際にモノが動く様子を見せることは何より説得力があります。

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後書き

モノづくりが好きな全ての人へ

MESHは定型的にこういうサービスを提供できる、という製品ではありません。
つなぎ合わせてサービスを作り出すためのパーツであり、プラットフォームです。

その上で何を作るかは作り手の発想次第です。

モノづくりにワクワクする気持ちを知っている人にとって、とても魅力的なデバイスです。

SONYからは子供の教材向きの同様の製品として「KOOV」も提供されています。

もうすぐ小学校でプログラミングが必修になります。
楽しく触れることでITに対するハードルを下げることもできます。

ちなみに私がMESHを買っていない理由は、価格よりも「これ買ってしまうと家に帰ってMESHばかり触ってしまいそうだから」です。SEの性として、やっぱり好きなんです。モノづくりが。

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